「哭慟」
君のその声で その口でその想いを この耳へと届けないで欲しかった
― たったひとつのあの人のこころが 、 欲しかっただけなの
― たったそれだけなのに 、 それぽっちも叶わない願いなの
泣き叫び俯く君の横顔を垣間見て
安堵してしまった僕はとても卑怯で
君へ囁く慰めや哀れみの言葉すらも
滑らかに己の口からぽろぽろ零れる
君の涙もその瞳からぽろぽろ零れる
君が僕を必要としているのは 今だけという事実を知ってるから
その揺ぎ無い真実を全て思い知らされて
だからこそ、僕はこの想いと葛藤し続ける
そんな僕にさえ残酷に届けられる事実を
君のその声で その口でその想いを この耳へと届けないで欲しかった
君の震える指を己のそれに絡ませたくて
揺れる肩を引き寄せんと空を舞う右手は
君の涙に躊躇して怯え切って動けない
― たったひとつのあの人のこころが 、 欲しかっただけなの
― たったそれだけなのに 、 それぽっちも叶わない願いなの
付入る隙を狙ってる卑怯な僕を映す瞳が
遠くの誰かの残像を映す君の瞳である事実
そんな瞳を僕もしている事に気付いてみるも
傷を舐め合う事もせずにいるふたりの距離は
君が僕を必要としているのが 今だけという真実を物語っていた
君のその声で その口でその想いを この耳へと届けないで欲しかった
― たったひとつのあの人のこころが 、 欲しかっただけなの
― たったそれだけなのに 、 それぽっちも叶わない願いなの
泣き叫び俯く君の横顔を垣間見て
安堵してしまった僕はとても卑怯で
君へ囁く慰めや哀れみの言葉すらも
滑らかに己の口からぽろぽろ零れる
君の涙もその瞳からぽろぽろ零れる
君が僕を必要としているのは 今だけという事実を知ってるから
その揺ぎ無い真実を全て思い知らされて
だからこそ、僕はこの想いと葛藤し続ける
そんな僕にさえ残酷に届けられる事実を
君のその声で その口でその想いを この耳へと届けないで欲しかった
君の震える指を己のそれに絡ませたくて
揺れる肩を引き寄せんと空を舞う右手は
君の涙に躊躇して怯え切って動けない
― たったひとつのあの人のこころが 、 欲しかっただけなの
― たったそれだけなのに 、 それぽっちも叶わない願いなの
付入る隙を狙ってる卑怯な僕を映す瞳が
遠くの誰かの残像を映す君の瞳である事実
そんな瞳を僕もしている事に気付いてみるも
傷を舐め合う事もせずにいるふたりの距離は
君が僕を必要としているのが 今だけという真実を物語っていた


